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卒業生インタビュー卒業生インタビュー

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海豚体育直播_官网app下载の先輩に聞く

ここでの学びや繋がりが今でも道標
尊敬し合える仲間と教育界に旋風を巻き起こしたい

亀井 章央さん 亀井 章央さん

亀井 章央さんKamei Akihisa

邑楽町立邑楽中学校勤務
教育学部 美術専攻 2010年度卒業
大学院 美術教育専修 2012年度修了
(群馬県立太田高等学校出身)

個性豊かな仲間や先生のおかげでキャンパスライフを謳歌

私はもともと国語の教員を目指していましたが、高校3年の時の恩師のおかげで美術が好きであったことを再確認し進路変更しました。部活動にも力を入れていたので、引退後から画塾に通って猛勉強し、群馬大学へ入学しました。群馬大学へは、自宅から通える距離感や自然豊かな環境に魅力を感じ、進学を希望していました。入学後はその魅力がさらに倍増し、充実したキャンパスライフを過ごすことができたと実感しています。
その理由の1つが、美術科は当時1学年15人と少人数であったため、学年の壁を超えて先輩後輩が仲良くなれるところです。新歓登山や体育祭など、美術科独自のイベントも多かったので自然と交流が深まり、多様な出会いが価値観を広げてくれました。

そしてもう1つは、多分野に秀でた先生方の存在です。さまざまな分野を深く理解されている講師陣のおかげで、自身の知識を深めることができましたし、専門性を養うこともできました。相談できる、後押ししてくれるといった先生も多く、大学院1年次には後輩と陶芸サークルを立ち上げることができました。また、大学3年から大学院2年まで美術教育研究の道に進んだのですが、そこでお世話になった恩師の存在も大きかったです。協同学習の研究が主だったため、先生に同行させてもらっては多彩なワークショップを見させてもらいました。“本物に触れること”の大切さを教えていただき、今でも大きな財産となっています。

美術の授業を通して子どもたちに学ぶことの楽しさを伝えたい

ゼミや大学院では、子どもたちの学びの根源や本質を探るべく、特別支援学校における美術教育の在り方について研究しました。大学附属の特別支援学校で造形ワークショップの実践授業を行わせていただいた結果、子どもたちが自己表現を身に付ける上で美術や図工が有効であることを導き出せました。この研究から得られた成果は、教員当初に不安や戸惑いを感じていた自分を支え、協働学習を大切にしてきた自分の道標になっている気がします。

亀井 章央さん

実は、陶芸サークルを立ち上げた後輩と、2016年に美術の先生を集めたユニット「群馬美術教育研究所(ぐんびけん)」を結成しました。特に中学校では、美術の先生は1人しかおらず孤立してしまうケースが多かったので、もっと気軽に相談できる場を増やそうと思ったのがきっかけです。今では、授業で行う題材を互いに提案し合うほか、コロナ禍では自宅でできる造形遊びの動画を作ってユーチューブ配信するなど、幅広く活動させてもらっています。仲間の存在はいい刺激になっていますし、この仲間たちと美術の授業を通して子どもたちに学ぶ楽しさを伝えていけたら、さらには、学校教育を見直す機会も作っていけたらと夢見ています。

進路を考えるにあたっては、人から与えられるのを待っているのではなく、自分のやりたいことを自分の力で見つけていくことが大切です。その先が群馬大学へ続くなら、きっと同じ価値観を持った仲間や素晴らしい先生、優れた学びに出会うことができるはずです。

※この画面の情報は、全て取材した時点のものになります。